No.6 塾を選ぶ判断基準とは?

 

「他の子は伸びているみたいなのに、どうしてうちの子だけ伸びないの?」

― 塾通いをしている子供に、そんな不安を感じたことのある保護者の方はいませんか?

そういったときの原因は、ほとんどの場合、塾を選ぶ判断基準を間違えていることからきているのです。

「友達のお母さんが良いと言っていたから」とか、「成果を出している有名塾だから」などを基準にして塾を選び、子供の状態をきちんと理解せずに決めてしまったため、そこに大きなギャップが生まれているのです。

言い換えれば、その塾は子供のレベルにあっていない勉強法を採用している塾だということです。

繰り返しになりますが、塾選びを間違えると、子供は[まがった状態]になったり[つぶれた状態]になったりしてしまいます。大切なお子さんがそうならないように、塾選びは慎重に行わなければなりません。

シリーズの第6回目は、塾を選ぶ時の判断基準についてお話ししていきます。

 

 

子供のレベルにあった勉強法とは

 

 

塾を選ぶ際に必要なことは、まず子供の現時点のレベルを把握することです。

学校の成績から考えて、はじめから中学受験を目標にするのか、それともある程度成績が上がった段階で受験を考えるのか、今はまだ受験は考えず苦手科目を克服するなどの学習にとどめるのかなど、どのレベルにいるのかを知り、それに合った塾を選び出す必要があるのです。

このレベルをきちんと把握していないと、せっかく塾通いをしても効果が表れないばかりか、場合によっては子供にとってマイナスの方向に作用しかねません。

もちろん急な高望みも禁物です。子供たちには、最初から高いハードルを越えさせようとするよりも、まずは乗り越えやすいハードルを用意して、ハードル越えの達成感を味わわせてあげることが必要です。

まずは気持ち良くなる体験を積ませることが必要で、それによって次はより高いハードルにチャレンジしようという気持ちになっていくのです。

【こだわり進学塾なかざわ】では、塾の使命として、まず子供たちに合ったハードルを準備して、乗り越えたときに褒めてあげること、つまり楽しく勉強できるようなスキルを身につけることだと考えています。子供たちはいったん楽しさを知ってしまうと、次々とハードルを越えて褒めてもらえるように走り始めるからです。

 

 

有名塾が有名塾であることの意味

 

一方、いわゆる有名塾と言われている受験塾では、乗り越えるためのハードルがあるのではなく、子供たちをふるいにかけるためのハードルが用意されています。

これは、有名塾が有名塾であるための価値基準として「難関校や上位校に何名合格させたか」というものがあるためで、それらをもっとも効果的に発揮するための学習システムが採り入れられているからです。

(大手有名塾の学習システムについて、詳しくは同当シリーズのNo.4「転塾のキッカケ? 一般的な塾学習での“落とし穴”」をご覧ください。)

当然、それらの塾は学習意欲や上昇意欲が強い子供には良いのですが、そうでない子供にとってはかなり厳しい環境となります。そして、一度つまづいてしまうと這い上がることは難しく、上位クラス以外の子供たちにとっては辛い時間を過ごすことになるのも事実です。

いわゆる有名な受験塾では「その子に合わせた勉強を教えてくれるところはない」と考えてください。そして、有名塾に行く限り、「上位クラスで学べなければ、あまり意味がない」のです。

 

志望校がある場合の塾選び

 

先に述べたように、子供のレベルに合わせた塾を選ぶことが大切ですが、上位校を目指すなどの明確な受験目的があり、向上心や競争意識が強い子供の場合、ハードで難易度も極めて高いカリキュラムに挑戦するのも良いでしょう。

ただ、それでもつまづいてしまうことはあります。その時に、受験最優先の有名塾では、そのつまづきから来る学習の遅れを待ってはくれません。「つまづいたところの基礎からやり直そう」と思って取り組むと、現在の学習がおろそかになります。受験カリキュラムはどの塾でも、ほとんど余裕なくみっしりと組まれているからです。

こうして、「わからない」「できない」ことが増えてゆき、取り残されていくのです。

ただ、子供にとって中学受験が全てではありません。目標を持ち、それに向かって走り続けることは大切ですが、無理を続けることで子供が[まがった状態]や[つぶれた状態]になってしまうことは絶対に避けねばなりません。

子供たちにとっての中学受験は、志望校合格が最終的な到達点ではなく通過点であるべきです。

成績を上げるのと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なことは「勉強の仕方を身につけること」であり、それによって子供たちは「楽をして」勉強ができるようになります。さらに、そこで身につけたスキルは高校受験や大学受験にも生かされていきます。中学受験の学習は、学習上の技能を身につけるためのトレーニングとして最適な機会なのです。

 

塾選びにおける最大のポイント

 

塾を選ぶときにまず心がけていただきたいのは、塾説明会や体験授業へ積極的に参加するなど、子供に合った塾を見つけるための努力を惜しまないことです。世間や知人・友人の評価を参考にするのはよいですが、それだけで判断することはやめてください。

そして何よりも、訪問面談を重視してください。訪問面談では、現在の子供の状態を包み隠さず伝え、その時点での子供のレベルがどこにあるのかを塾側と共有してください。転塾の場合は、前の塾での様子も伝えてください。そして、子供のレベルに合わせた最適な学習法に対応できる塾なのかどうかを探り出してください。

【こだわり進学塾なかざわ】では、転塾してくる子供に対し、この訪問面談をキッカケとして「前の塾のどこが問題だったのか」について原因究明を行います。それによって、子供の状態がわかり、その子のレベルに合わせた最適な学習法を考えることができるからです。

そして、子供のレベルに合わせた学習法のために、独自の“オーダーメイド授業”を導入しています。この“オーダーメイド授業”とは、「自分だけの勉強法」を組み立てることができる授業の選択方法で、基礎・基本事項を定着させることによって、つまづくことのない学習を進めていくことが可能になるのです。

※“オーダーメイド授業”についてはこちらをご参照ください。

次回は、このシリーズの最終回となりますので、これまで6回にわたってお話ししてきたことを振り返りながら、転塾をする際の注意点や塾選びのポイントについて、まとめてお話しします。

何が目的の転塾なのか、本当に子供のためになる転塾なのか、もう一度考える参考にしていただければと思います。

 

どうぞご期待ください!